2017年6月15日 更新

ジャンバラヤ、ハンバーグカレードリア…デニーズの歴史を彩るヒットメニューたち

アメリカ発。「コーヒーショップスタイル」のファミレス「デニーズ」VOL.2

米・デニーズ社との契約上、当初は独自のカラーを大胆に打ち出すことが難しかったことはVOL.1で述べた。

当時はアメリカから料理のレシピや調理器具を持ち込み、サンドイッチ、オムレツ、ステーキ、ハンバーガーなどの料理を提供していた。

しかし、1号店オープンから3年後の1977年年に登場した「和風ハンバーグ」は現在まで続く、日本のデニーズのオリジナルメニューだ。
初期の「和風ハンバーグ」(右下)

初期の「和風ハンバーグ」(右下)

「これは当時アメリカ人が抱いていた日本のイメージを再現したもの。ごま油と中華料理で使われる醬(じゃん)を効かせたスパイシーなソースで、正確には『和風』ではないんですが(笑)。基本的なレシピはほぼ変えずに現在に至ります」(セブン&アイ・フードシステムズ販売促進部・諏訪美紀子さん、以下同)

オリジナルメニューで快進撃した理由

「商標権の買い取りで、それまでにやりたかったことが一気に噴出した形ですね(笑)。アメリカ南部の代表的な料理、ジャンバラヤなどは当時の日本ではまだ一般的ではなかったと聞いています。他にもラーメンや冷製パスタなど、デニーズでの販売がきっかけで、他のファミリーレストランに広がったメニューは少なくありません」
登場当時の「ジャンバラヤ」

登場当時の「ジャンバラヤ」

デニーズならではのメニューといえば、2007年に登場し、その後定番となった「ハンバーグカレードリア」もそのひとつ。ハンバーグ、カレー、ドリアという組み合わせはありそうでなかったが、これが大ヒット。10年間で累計1100万食を売り上げる人気メニューとなる。
初期の「ハンバーグカレードリア」

初期の「ハンバーグカレードリア」

「もともとは、メニューの隅っこに地味に存在していた料理なんですが、販売開始から10年間、安定した支持をいただいていました。2017年には晴れて主役のポジションに抜てきされました」

新しい食材を使った新しいメニューの開発は、なおも続く。スタッフから出たアイデアは試食会でお客さんの声を聞き、反応が薄かったらボツ、あるいはさらなるブラッシュアップが求められるというシビアなもの。
シビアな環境でメニュー開発に取り組んでいる

シビアな環境でメニュー開発に取り組んでいる

「その試行錯誤の中で始まったのが、ラーメンなどの中華メニューの開発。ラーメンを導入したのもファミレスチェーンでは初ですね」
80年代に人気を博したチャイナタウンヌードル

80年代に人気を博したチャイナタウンヌードル

開店当時、卵メニューは計20種類以上もの焼き方が

また、意外と知られていないのが、卵メニューに対する驚くほどのこだわりだ。朝、デニーズを訪れてモーニングメニューを開くと、サニーサイドアップ、ベースドエッグなど、目玉焼きの調理方法が選べる。
サニーサイドアップ

サニーサイドアップ

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部