2017年1月10日 更新

「あんこう」の吊るし切りがパフォーマンスなだけじゃない美味しい理由って?

あんこうと言えば、「吊るし切り」を思い浮かべる人も多いと思います。間近で見ると、とってもダイナミックで思わず感嘆の声が漏れてしまうほど!でも、あんこうの吊るし切りは、単なるパフォーマンスではないんですよ。さぁ、あんこうのこと、もっと知りましょう♪

あんこうが吊るされている正しい理由

Iryna Kondrashova/Shutterstock (31825)

あんこうの吊るし切りは、単なるパフォーマンスではありません。普通、魚はまな板の上で捌かれますが、あんこうの表面はぬるぬるで、しかも体が柔らかいので包丁を入れると滑って危険なのです。そこで生み出されたのが、吊るし切りという方法。

あんこうの下あごに、太くてしっかりしたカギ状の釣り針のようなものを刺して、回転させながら皮や身を削ぎ落とすように捌いていきます。とはいえ、やっぱり吊るし切りは大迫力!あまり見る機会がないあんこうの吊るし切りですが、今は茨城県にある大洗ホテルや一部の食事処、イベントなどで見ることができます。

あんこうを自分で捌くときのコツ

Stephen Bures/Shutterstock (31826)

あんこうは、まな板と包丁があれば自分でも捌くことができます。あんこうを捌くときは、身や包丁が滑って危険なので全身のぬめりをしっかり洗い落とすのがコツです。

お腹を割いたら内臓類を全て取り出しましょう。肝を傷つけないように外して胃袋も外します。腹は上にしたままで口を持ち、アゴに包丁を入れたら、骨に沿って唇を切り落とします。頭から尻尾にかけて、縦半分に切ります。唇や頭などの硬いところは軟骨なので、思い切って包丁を入れてOK。背びれ、胸びれを切り落としてぶつ切りにし、エラを外したら、下処理は完成です。あとは調理するだけ!

美容エキスたっぷり、コラーゲンの塊!

KPG_Payless/Shutterstock (31827)

コラーゲンたっぷりのあんこうは捨てるところなし!というほど、骨以外は全部食べることができます。ぬの(卵巣)や、エラ、とも(ヒレ)、水袋(胃)、肝、だい身(柳肉)、そして皮に至るまで全て食べつくせます。この各部位は「七つ道具」とも呼ばれているとおり、お鍋以外の料理にも変身!美味しいあん肝や供酢なんかも有名ですよね。

淡白な身はコラーゲンたっぷりで、美肌効果に効果があるのはもちろん、あん肝もビタミンAやビタミンB2が豊富なので、貧血予防やアンチエイジング、さらにはがん予防にも効果的なビタミンEも含まれています。見た目はグロテスクなあんこうですが、食べれば身体に良いことだらけのすごい食材なんです!
あんこうの旬は冬ですが、特に1~2月がおすすめ。あんこうはフランス料理でも使われるので季節のお料理として選んでみるのもいいですね。コラーゲンたっぷりのあんこうを美味しく食べてプリプリ肌をGETしちゃいましょう♪


thumbnail picture by Vilena Krushinskaya/Shutterstock
10 件

キーワード

ライター

ビデリシャス・ライター ビデリシャス・ライター