「シャンパンありますか?」
泡の出るワインは、全てシャンパンだと思ってみえる方が多くいらっしゃいます。
でもそれは間違いなのです…
泡の出るワインは、全てシャンパンだと思ってみえる方が多くいらっしゃいます。
でもそれは間違いなのです…
「お誕生日のお祝いにシャンパンを買ってきたよ!!」
シャンパンだと思って買ったものが、実はシャンパンではなかった…という失敗をしない為に、今回は「泡の出るワイン」についてお話しますね♪
その前に…
シャンパンとシャンペンという呼び方の違いって、何だと思われますか?
これはフランス語読みと英語読みの違いです。
ですがシャンパンというのも英語読みが変形したものなので、正しくは「シャンパーニュ」という呼び名が正解です。
シャンパーニュって言い難いですから、ご注文の際には「シャンパン」でいいんですけれど(笑)
機会がありましたらマメ知識として御披露ください♪
以下からは「シャンパン」ではなく「シャンパーニュ」という名称を使用しますね!!
シャンパンだと思って買ったものが、実はシャンパンではなかった…という失敗をしない為に、今回は「泡の出るワイン」についてお話しますね♪
その前に…
シャンパンとシャンペンという呼び方の違いって、何だと思われますか?
これはフランス語読みと英語読みの違いです。
ですがシャンパンというのも英語読みが変形したものなので、正しくは「シャンパーニュ」という呼び名が正解です。
シャンパーニュって言い難いですから、ご注文の際には「シャンパン」でいいんですけれど(笑)
機会がありましたらマメ知識として御披露ください♪
以下からは「シャンパン」ではなく「シャンパーニュ」という名称を使用しますね!!
「泡の出るワイン」とは発泡性ワインや弱発泡性ワインのことで、1気圧以上のガス圧を持ったワインを指します。
その中で通常は3気圧以上のガス圧を持つものを、発泡性ワイン=スパークリング・ワイン(Sparkling wine)と呼びます。
それ以下の気圧のものは、弱発泡性ワインとして区別されます。
シャンパーニュ(Champagne)と呼ぶことが出来る発泡性ワインは、フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワイン法(A.O.P.)の規定条件を満たしていなくてはいけません。
A.O.P.: Appelation d'Origin Protegee(アペラシン・ドリジン・プロテジェ)保護原産地呼称の略。
その規定とは、葡萄栽培地域、葡萄品種、栽培方法、伝統的製造方法(メトード・トラディショナル(Méthode Traditionnelle)=シャンパーニュ方式(Methode Champenoise))、アルコール度数(11度以上)といった項目があります。
全てを満たした発泡性ワインのみ「シャンパーニュ」という名称を名乗ることが出来るのです。
「シャンパーニュ」以外にも、各国には様々なスタイルを持つ発泡性ワインがあり、それぞれの国の呼称があります。
その中で通常は3気圧以上のガス圧を持つものを、発泡性ワイン=スパークリング・ワイン(Sparkling wine)と呼びます。
それ以下の気圧のものは、弱発泡性ワインとして区別されます。
シャンパーニュ(Champagne)と呼ぶことが出来る発泡性ワインは、フランスのシャンパーニュ地方で造られ、フランスのワイン法(A.O.P.)の規定条件を満たしていなくてはいけません。
A.O.P.: Appelation d'Origin Protegee(アペラシン・ドリジン・プロテジェ)保護原産地呼称の略。
その規定とは、葡萄栽培地域、葡萄品種、栽培方法、伝統的製造方法(メトード・トラディショナル(Méthode Traditionnelle)=シャンパーニュ方式(Methode Champenoise))、アルコール度数(11度以上)といった項目があります。
全てを満たした発泡性ワインのみ「シャンパーニュ」という名称を名乗ることが出来るのです。
「シャンパーニュ」以外にも、各国には様々なスタイルを持つ発泡性ワインがあり、それぞれの国の呼称があります。
フランス=ヴァン・ムスー(Vin Mousseux)、クレマン(Cremant)
via www.flickr.com
シャンパーニュ地方以外で造られたフランスの発泡性ワインは、すべてヴァン・ムスーと呼ばれます。
「ムスー」とは「泡」という意味です。
ヴァン・ムスーには、シャンパーニュ方式と同じ製法で造られたものと、密閉タンクで2次発酵を行うシャルマ方式で造られたものがあります。
代表的なものに、ロワール地方のソーミュール地区で造られるヴァン・ムスーがあります。
シュナン・ブラン(白葡萄品種)を主体として、シャンパーニュ方式で造られます。
フランスのワイン法により、ソーミュール・ムスー(Saumur Mousseux)という呼称が認められています。
クレマンの名の由来は「泡が半分取り除かれたシャンパーニュ」です。
シャンパーニュよりもガス圧が低く、優しい泡が特徴です。
シャンパーニュの製法とほぼ同じ製法で造られ、シャンパーニュと同じように厳しい規定が設けられています。
その為フランスのワイン法で、「クレマン」という呼称が認めれているのです。
「ムスー」とは「泡」という意味です。
ヴァン・ムスーには、シャンパーニュ方式と同じ製法で造られたものと、密閉タンクで2次発酵を行うシャルマ方式で造られたものがあります。
代表的なものに、ロワール地方のソーミュール地区で造られるヴァン・ムスーがあります。
シュナン・ブラン(白葡萄品種)を主体として、シャンパーニュ方式で造られます。
フランスのワイン法により、ソーミュール・ムスー(Saumur Mousseux)という呼称が認められています。
クレマンの名の由来は「泡が半分取り除かれたシャンパーニュ」です。
シャンパーニュよりもガス圧が低く、優しい泡が特徴です。
シャンパーニュの製法とほぼ同じ製法で造られ、シャンパーニュと同じように厳しい規定が設けられています。
その為フランスのワイン法で、「クレマン」という呼称が認めれているのです。
イタリア=スプマンテ(Spumante)
via www.flickr.com
スプマンテはイタリア語で「発泡性の」という意味です。
スプマンテはイタリアで造られた発泡性ワインの総称です。
ほとんどがシャルマ方式で造られています。
スプマンテはイタリアで造られた発泡性ワインの総称です。
ほとんどがシャルマ方式で造られています。
ドイツ=シャウムヴァイン(Schaumwein)、ゼクト(Sekt)
via www.flickr.com
シャウムヴァインは発泡性ワインの総称です。
但し原酒(ワイン)はEUのものであること、ヴィンテージ、葡萄品種のエチケットへの表示は不可です。
ゼクトはEU各国で生産することが出来ます。
原酒が1つ国からのものなら、その国名をエチケットに表示できます。
例えば、French Sekt、Italian Sectといった表示が可能です。
原酒が複数の国からのブレンドである場合はSectという表示のみで、国名は表示できません。
ガスは二次発酵により得られたものという規定があり、注入したものは不可。
シャンパーニュ方式またはシャルマ方式で造られたもののみということです。
また、ドイツ産の葡萄100%でドイツ国内において造られたものは、ドイチャー・ゼクト(Deutscher Sekt)
と表示されます。
ドイツの法律は、とても複雑で難しいですね…
但し原酒(ワイン)はEUのものであること、ヴィンテージ、葡萄品種のエチケットへの表示は不可です。
ゼクトはEU各国で生産することが出来ます。
原酒が1つ国からのものなら、その国名をエチケットに表示できます。
例えば、French Sekt、Italian Sectといった表示が可能です。
原酒が複数の国からのブレンドである場合はSectという表示のみで、国名は表示できません。
ガスは二次発酵により得られたものという規定があり、注入したものは不可。
シャンパーニュ方式またはシャルマ方式で造られたもののみということです。
また、ドイツ産の葡萄100%でドイツ国内において造られたものは、ドイチャー・ゼクト(Deutscher Sekt)
と表示されます。
ドイツの法律は、とても複雑で難しいですね…