2015年6月30日 更新

生活密着の食文化、味噌汁を楽しみながら食べましょう

私たち日本人にとって味噌汁は食生活の中で切っても切れないものです。毎日作ろうと思うと少し面倒ですが、手作りインスタントみそ汁をご紹介します。

故郷の味 味噌汁

私がアメリカで貧乏学生をしていた時、日本に帰る最後の日はちょっと贅沢をと、ロスアンジェルスの吉野家に行きました。何で今さらなんて思う人もいるでしょうが、そこでオーダーしたのが、牛丼と味噌汁です。当時牛丼は、とってもコストパフォーマンスが良かったのですが、味噌汁はとてもコストパフォーマンスが悪かったのです。それまでは、多くのアメリカ人同様に、吉野家に行っても、牛丼と一緒にコーラを飲んでいました。しかし、ここは最後に大盤振る舞いで、味噌汁を頼んでみたわけです。
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私たち日本人にとっては、味噌汁は、食生活の中で切っても切れないものです。その味噌汁が登場したのは鎌倉時代とされています。それまでは食べ物に付けたり、そのまま食べたり、“食材”としてのイメージがありましたが、“調味料”としても使われるようになりました。お寺のお坊さんたちが味噌をすりつぶして溶かした汁状のものを食事に取り込んだのです。これが味噌汁の原型といわれています。

室町時代には、庶民にも味噌汁が広まっていったことを考えると、味噌汁は私たちの食生活に合っていたのでしょうね。江戸時代に徳川家康が75歳という長寿を全うできたのは毎日、具沢山の味噌汁を飲んでいた為とされています。当時の平均寿命は、38歳前後と言われていますから、かなり長生きですね。
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手作りインスタントみそ汁の作り方
時代も変わり、女性が社会進出するようになると、お味噌同様に便利なインスタント味噌汁が出てきます。お湯を注ぐだけの便利なインスタント味噌汁は、今では、いろいろなパターンがあって、リーズナブルなものから、めったに食べられない具材の入ったものまであります。味噌も、フリーズドライもあれば、生味噌が真空パックで入っているものもあります。

もちろん、これらをお店で買ってくるのもいいのですが、実はこのインスタント味噌汁、自分で作ることができます。インスタントだけど手作り。旦那さまやお子様にもどや顔で朝に出すことができる味噌汁の作り方は簡単です。

材料は乾燥したカットわかめに、麩、長ネギ等の具材と出汁として鰹節や煮干し、昆布等、そして、お味噌です。まず、出汁にする鰹節や煮干し、鰹節、昆布をフードプロセッサーで粉末にして混合出汁を作ります。面倒なら、市販の出汁の素でもOKです。この出汁に味噌を混ぜて、小さな密閉容器に適量を具材と一緒に入れます。これでおしまいです。あとは朝、お椀に中身を入れてお湯を注げばでき上がりです。
作り置きをするのでなく、食べる前日に作るのであれば、もっとバリエーションは広がります。お味噌と出汁を混ぜたものに、ネギをみじん切りしたものを混ぜて置くのもいいですね。この手作りインスタント味噌汁の保存期間は冷蔵庫で1週間ほどです。便利ですよ。
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コストパフォーマンスを考えて、手作りインスタント味噌汁をお弁当用に会社へ持っていきたい人は、1杯ずつ分けていないだけなので、お椀1杯分をラップに包み、会社でマグカップに入れてお湯を注げばいいわけです。お休みの時に、1杯分ずつ小分けに作っておけば、家族みんなで使えます。

味噌汁は、私たちの生活の一部になっている大切な食文化です。だからこそ、いろいろなタイプでいろいろな楽しみ方があります。贅沢な味噌汁もシンプルな味噌汁も、その場その場で楽しんでみましょう。
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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部