2015年6月16日 更新

紅茶シリーズvol.5「世界三大銘茶のひとつ、中国の紅茶キームン」

紅茶シリーズでは、様々な種類の茶葉についてご紹介していきます。特徴は?ルーツは?楽しみ方は?今回は、世界三大銘茶のひとつ、中国の紅茶キームンをご紹介します。

私たちが普段何気なく飲んでいる紅茶ですが、茶葉によって様々な味と香りが楽しめます!紅茶には世界三大銘茶と呼ばれるものがありますが、このシリーズではダージリン、ウバを既にご紹介してきました。第5回の今回は最後のひとつ、「キームン」をとりあげたいと思います!

キームンの味と特徴は?高級品と粗悪品、その分かれ道。

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高級なキームンはランやバラの優雅な香りを持ち、黒蜜のような甘さが特徴です。水色(すいしょく)は明るい黄褐色です。品質が良いほど味の濃度が高く、香りも残りやすいと言われています。

一方、普及品はスモーキーな香りが特徴などと言われていますが、それはキームンの複雑な製法を簡略化して作られた粗悪品による弊害と言う人もいるくらいです。同じキームンでも品質選びには注意が必要そうです。

キームンはどこから来たの?

キームン紅茶は上海の西に位置し、安徽省(あんきしょう)祁門県(きーむんけん)で生産される紅茶です。清の始め頃、祁門県で紅茶の加工法が開発され、海外の紅茶人気の高まりに合わせて生産は一気に花開きます。

現在に至るまで、国際的にも国内でも高い評価を受けています。面白いのは、このキームンもアールグレイ同様、中国のラプサンスーチョンを似せて作られたお茶ではないかと言われていることです!今回はキームンのお話なのですが、代表的な紅茶のキームンとアールグレイ、そのふたつがラプサンスーチョンを参考にしているとなると、是非ともその元となったお茶を味わってみたくなるものです。

キームンはその品質から等級がしっかり決められています。お手軽なスタンダードグレードから試してみよう・・・と思われるかもしれませんが、当時上流階級の人々が愛したキームン本来の素晴らしさはやはり上質な物にかぎります。英国ではヴィクトリア女王の誕生日3月24日にはキームンを飲むとも言われていますから、英国人気分で!?特別な一杯を楽しんでみてはいかが?

〜ちょっと一息、紅茶の豆知識〜

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イギリスで喫茶の風習を広めるのに一役買った女性がいます。彼女は1662年、イギリス国王チャールズ2世に嫁いで来たキャサリン王妃。

彼女の出身ポルトガルでは既に喫茶の習慣が出来ており、持参金には当時、銀と同等の価値があると言われた砂糖を船一杯に積みやってきました。紅茶に砂糖を入れて飲む、という贅沢な習慣を行い当時の富裕層の人たちへ衝撃を与えました。彼女は「ティー・ドリンキング・クイーン」(紅茶を飲む女王)としてイギリスの歴史書で紹介されています。


written by Hana Kudo

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部