2015年7月21日 更新

桜餅と柏餅について

桜餅と柏餅・・・どっちを食べよう?ちょっと迷っちゃう、似ているようで似ていない?春の和菓子、桜餅と柏餅についてご紹介します。

桜餅と柏餅の違いって?

acworks (9722)

桜餅と柏餅、どちらも春ごろに出てくる和菓子ですが、色々違いがあります。
5月になると食べたくなる和菓子と言えば柏餅です。そして、同じ時期に出てくる桜餅もありますね。なんとなく2つとも見た目が似ている(と言っても葉っぱで包まれているということだけではありますが、)というところで同じような印象があるかもしれませんが、全く異なる和菓子です。細かく見ていくと材料から違いますので、ご自身で作るときには注意が必要です。

餅を包む葉について

りあん (9726)

材料と言えば、一番目立つのは、餅を包む葉っぱです。柏餅は柏の葉っぱで、桜餅は桜の葉っぱが使われています。しかし、柏餅は、柏の葉っぱではなく、サルトリバラの葉っぱが使われています。昔は柏の葉っぱだったのでその名前だけが残っています。

柏餅の葉っぱは食べませんね。ではなぜついているのでしょうか。これは、いわゆる縁起物だからです。柏は、次の新芽が出るまで古い葉が落ちないと言われています。そのため、子孫繁栄を願って柏の葉っぱを使っているのです。そう考えると、端午の節句に柏餅を食べる意味が見えてきます。

では、なぜ今はサルトリバラの葉っぱが使われているかと言えば、取りやすさから代用したと言われています。これは、すでに江戸時代からだそうで、サルトリバラは、丈が低く葉っぱを取りやすかったのでしょう。
toshietty (9732)

一方、桜餅の桜の葉っぱは、きちんと調理されています。塩漬けした桜の葉っぱを使っています。塩漬けした桜の葉っぱでお餅をくるむことで、餅自体の乾燥を防いでいると言われています。ここでも葉っぱのこだわりはあって、桜の葉っぱなら、なんでもいいというわけではなく、オオシマザクラという品種の桜を使います。これは、オオシマザクラの葉っぱが、ほかの桜に比べて柔らかいことと、毛が生えていないので食べやすいからだと言われています。さらに、塩漬けによって桜餅のあの特有な香りを出しています。

餅の生地について

次に餅の生地ですが、柏餅の生地は上新粉を使います。お団子を作るときに使ううるち米を粉にしたものです。

桜餅は、関東圏と関西圏で違いがあり、関東風は白玉粉、関西風は道明寺粉が使われます。道明寺粉は、餅米で作った粉です。おはぎもこれで作りますね。桜餅の関東風と関西風は、見た目も違います。

関東風は、長命寺の桜餅が有名です。江戸時代に作られたと言われていて、生地をクレープのような皮にして、こしあんをくるんだものです。その外側にさらに塩漬けの桜の葉っぱを巻いています。

それに対して関西風は、こしあんを道明寺粉でできた生地でくるんだもので、最後に、塩漬けの桜の葉っぱを使ってもう一度くるみます。
acworks (9733)

こう考えるといろいろと違う2つの春の定番のお餅ですが、どっちを選ぶかやっぱり悩んでしまいますね。とりあえずは、両方食べる方向でいきますか!

thumbnail by りあん on photo-ac
http://goo.gl/nDhqM0
13 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

レンジで簡単!こどもの日に欠かせない「柏餅」

【動画】こどもの日に欠かせない食べ物といえば…柏餅!さわやかな柏の葉の香りに包まれたお餅は、昔から老若男女に愛されていて、毎年欠かさずこの時期になると食べているという方も多いのではないでしょうか?市販の柏餅も、もちろん美味しいですが手作りならではの出来立てをぜひ味わってくださいね♪

春になると食べたくなる♡レンジで作る「さくら餅」

【動画】3月3日はひなまつり!今回は桃の節句によく食べられている和菓子「さくら餅」のレシピをご紹介します!さくら餅は関東風と関西風があり、今回は関西風を作りました。関西風のさくら餅は道明寺粉を蒸し器で蒸して作るのが一般的ですが、レンジでも簡単に作れちゃうんです♡

オムレット風♪さくら餅(ホットケーキミックスで簡単♪)

おなじみのホットケーッキミックスを使用して、 オムレット風のさくら餅を作ろう。 中は白あん、黒あん、お好みのものをはさんでね! お家でのティータイムのお供にピッタリ♪

こどもの日は、なぜ粽(ちまき)を食べるの?

子供の頃は、単純に「5月5日は柏餅や粽(ちまき)を食べられる日♪」と思っていた方も多いと思いますが、このような習慣は一体どこから来たのでしょうか?

キーワード

ライター

ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部