これで納得!和三盆が高いワケ
和三盆は、主に四国の香川・徳島県で作られている淡黄色の砂糖です。原料のサトウキビは、地元産の「竹糖」という品種で、一般的なサトウキビとは種類が違うものです。上白糖の元になる一般的なサトウキビは、背丈が高く、大きく育つので、搾り汁がたくさん取れますが、「竹糖」は「細キビ」と言われる程とても貧弱で、そこから取れる搾り汁はほんのわずかです。つまり、原材料が少ないので、必然的に希少価値になるのですね!
また、和三盆の製造は、職人が1ヶ月以上も作業場にこもりきりになり、非常に綿密な作業を丹精こめて手作業でします。「和三盆」と言う名は、その名の通り、お盆の上で3回砂糖の結晶を研ぐ作業から来ていると言われます。ただ、現在ではより白い色にし、より繊細な味を出す為に5回研ぐようです。大変な手間(人件費)がかかっているのですね!製造元が少なく、製造法に手間がかかる為、値段も高くなるわけです。
また、和三盆の製造は、職人が1ヶ月以上も作業場にこもりきりになり、非常に綿密な作業を丹精こめて手作業でします。「和三盆」と言う名は、その名の通り、お盆の上で3回砂糖の結晶を研ぐ作業から来ていると言われます。ただ、現在ではより白い色にし、より繊細な味を出す為に5回研ぐようです。大変な手間(人件費)がかかっているのですね!製造元が少なく、製造法に手間がかかる為、値段も高くなるわけです。
伝統は200年!和三盆の美味しさとは
和三盆の歴史は古く、その起源は江戸時代にまで遡ります。当時の8代将軍吉宗が財源確保の為に糖業を奨励したことに始まり、その後、多くの人たちの大変な苦労と紆余曲折を経て、ついに誕生しました。そして200年もの長い間、その製法と伝統は確実に受け継がれているのですね。伝統があって、希少価値で・・・では味はいったいどの様なものでしょうか?気になりますね!和三盆を食べた人は、まずそのほんのりした上品な甘さと淡白さ、口の中でふわりと溶けるような口溶けのよさに驚きます。この口溶けのよさは、砂糖の粒子(結晶)が、粉砂糖にも近いきめ細かさによるものです。上白糖よりも風味が豊かであり、少量でも甘さを強く感じ、それでいて後味がいいことも特徴に挙げられます。
貴重な高級品!さてどう使おう?
和三盆は、その繊細で上品な甘さから、和菓子に多く使用されてきましたが、最近ではケーキなどの洋菓子に使われることも増えてきました。もちろん通常の砂糖の代わりに料理に使用したり、コーヒーなどの飲料に入れることもできます。そのまま木型に入れて固めたら、お馴染みの落雁になりますね。でも、せっかく貴重な和三盆を手に入れたら、是非試してもらいたいのが、「そのまま舐めてみる」ことです。または、何かにまぶしたりしてもいいでしょう。直接砂糖の粒子の状態で口にすることによって、先に挙げた和三盆の口溶けのよさやほんのりした優しい甘さが、より実感できると思うのです。
手軽に購入できるので試して実感してみては
和三盆は、製菓材料店や大き目のスーパーに置いてありますが、近くにないと言う方は、インターネットの購入がおすすめです。100gの小袋なら500円くらいで買えるので、この味わい深い和三盆を一度試してみはいかがでしょうか。
thumbnail pictures by ygor /Shutterstock.com
thumbnail pictures by ygor /Shutterstock.com
11 件