2015年4月17日 更新

花よりだんご。春を感じる和菓子はどれ

和菓子屋の店頭には、その季節の特徴をかたちや色合いであらわしたお菓子がならびますね。それぞれに季節を連想させられる菓銘がつけられ、四季折々の風情を演出しています。

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春の和菓子といえば、淡い緑がきれいなうぐいす餅、むっちりとした上用饅頭の上に摘みたての山椒の若芽を載せて焼きつけた木の芽上用、よもぎの風味がきいたよもぎ大福、愛らしい花見だんご、香り高い桜餅、フレッシュな食感のいちご大福などが思い浮かびます。
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和菓子の歴史は古く、平安時代に遣唐使が唐菓子(からくだもの)を紹介したのがはじまり。唐菓子とは小麦粉や米の粉に甘みを加えて揚げたお菓子で、『源氏物語』にも登場しています。やがて点心や南蛮菓子も伝来し、茶の湯の発達とともに季節感あふれる日本独特の和菓子ができあがっていきました。
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材料にはきな粉、そば粉、道明寺粉、いんげん豆、あずき、上新粉、寒天、氷餅(餅をゆでたときに浮いてくる膜を感想させたもの)、粟、山芋(饅頭や練り切りのつなぎに使われます)など、自然の素材を使い、香りや味、舌ざわりにまでこだわり、見て美しく、食べて楽しいお菓子が作りあげられます。
その日本人独特の感性から生まれた和菓子は、外国人からは「食べる俳句」と賞賛されています。


春の和菓子の定番として、うぐいす餅があります。
早春の和菓子・うぐいす餅は、求肥でやわらかな餡を包み、楕円形にしてから左右を引っ張り、春の鳥であるうぐいすの形にしたものです。表面には青大豆からできたきな粉、別名うぐいす粉をまぶして仕上げます。
豊臣秀吉の弟が、兄の秀吉を招いてひらいた茶会で御用菓子司に献上させたもので、秀吉が気に入ってうぐいす餅と名付けたのが発祥だそうです。うぐいす粉はふつうのきな粉よりも甘く、香りが淡くて上品ですが、うぐいす餅は江戸時代まではふつうのきな粉をかぶっていたようです。
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春になると一度は食べたいのが桜餅。餅を粗めにひいた道明寺粉を蒸してできた生地に餡がつめられ、塩漬けした桜葉に包まれています。生地と餡、そして香り豊かな桜葉の塩気とがまざりあって見事な味わいをかもしだします。生地の淡い色合いも春を感じさせますね。
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ほかにも桜を扱った和菓子は多く、年中売られている干菓子やきんつばなどでも、桜の風味や色合いを仕込まれたものがあります。うららかな春を思わせるその眺めは、さながら器に咲いた花のようですね。
お好みの春の和菓子が見つかったら、濃茶とともにゆっくりと召しあがってみてください。
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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部