2015年6月17日 更新

田楽にも歴史あり。その名の由来はダンサー?

モチモチした食感と香ばしい味噌の風味が美味しい田楽。もとは豆腐と味噌を使った料理ですが、なぜ「田楽」というのでしょうか?田楽の歴史と、簡単なつくり方をご紹介します!

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田楽とは、味噌をつけた豆腐の串焼きです。全国各地の日本料理店で見かけますが、とくに木の芽が旬を迎える春になると、木の芽味噌をつけて炙った香ばしい田楽が、屋台や花見茶屋で食べられるようになります。

田楽の名前の由来って?

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田楽という名前の由来をご存じでしょうか。庶民の料理であったことはなんとなく想像ができますが、語源まではイメージがつきませんね。

その歴史は、平安時代末期にまで遡ります。
中国から豆腐が伝わると、人々は豆腐を串焼きにして食べるようになりました。当時、農民たちは田植えやお祭りのときに護国豊穣を祈って太鼓の舞を舞っていましたが、のちに、これを芸能化する「田楽法師」が出てきました。

彼らは白い袴に上着を羽織り、一本の棒につかまって跳ねてみせたそう。この見た目が豆腐の串焼きに味噌をつけたものに似ていることから、いつしか田楽と呼ばれるようになったのです。豆腐料理のモデルが踊り手だったとは実に意外なことですね。

味噌と具材の種類はさまざま!

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豆腐につける味噌は、木の芽味噌(山椒の若葉をすり混ぜたもの)や黄身味噌(白味噌に黄身を混ぜたもの)や、柚子味噌、ふき味噌などがあります。岩手県では味噌の中にニンニクを入れて焼く田楽が郷土料理になっています。
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また、田楽とは、豆腐だけでなく、里芋や蒟蒻や茄子、長ネギなどに味噌をつけたものも含まれます。魚の場合は魚田(ぎょでん)と呼ばれます。これらは江戸時代に入ってから登場しました。

芸能としての田楽は廃れてゆく一方で、食べるのほうの田楽は豆腐にとどまらず、いろいろな具材に広がりをみせて発展していったのです。

ちなみに「おでん」は、江戸時代にこの田楽を煮込むことから派生してできた食べ物だといわれています。おでんの「でん」は「田」を意味していたのですね。当時、田楽茶屋はそこかしこにあったそうで、江戸の人々にとってはファーストフードのようなものだったようです。

田楽は、自宅でも手軽に作ることができます。

田楽のつくり方

浅漬 なす子☆ (6076)

串焼きにするのが面倒な場合は、水気を切った木綿豆腐をスライスし、フライパンで両面を焦がしてから木綿豆腐に味噌を塗って、グリルなどでもう一度焼きなおし、お皿に並べるだけでOK。

ちょっぴり田舎っぽいけれど、どこか懐かしい料理・田楽。あつあつの豆腐と香ばしい味噌の風味がかもしだすおいしさは格別です。ぜひ、ほんのりと山椒の香りを効かせた木の芽味噌で味わってみてください。

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部