2015年9月4日 更新

カロリーオフで社会貢献? 機内食が世界を救うかもしれないカロリーオフセットの試み

あなたが機内食を食べるたびに、世界のどこかで食糧支援が行われる─そんな素敵なキャンペーンがあるのをご存じですか? Peach Aviationでは、機内食を購入すると代金のうち20円が寄付金となり、開発途上国の子どもたちに給食が届けられるというプログラムを導入しています。

カロリーを控えた分だけ、開発途上国へ寄附される!

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開発途上国と食事を分かち合う "TABLE FOR TWO" (以下、TFT)という社会貢献運動をご存じでしょうか。「2人の食卓」という意味で、2007年に日本で最初に立ち上げられたNPO法人です。

世界を見渡すと約10億人が飢餓で苦しんでいる一方で、先進国では10億人が食べ過ぎに起因する肥満などに苦しんでいます。この食の不均衡を解消すべく、両者で食事を分かち合おうというのがTFTのコンセプト。

TFTがスタートさせた「カロリーオフセットプログラム」では、カロリーを控えめに設定したガイドラインをクリアする食品を企業が開発、提供します。それを先進国の人々が購入すると、控えたカロリーに応じた金額が開発途上国の子ども達の給食費として寄付されるという仕組みです。

ネットスーパーやコンビニエンスストアのメニューなど、一般の人が利用できるレベルで様々なアイテムが登場しています。
FMSC Distribution Partner - Health and Humanitarian Aid Foundation | Flickr - Photo Sharing! (11078)

カロリーオフセットプログラムの商品を購入すれば、控えたカロリーに応じた金額が開発途上国の子ども達の給食費に寄付されます。

TABLE FOR TWO  2人で分かちあう食事

Surkov Vladimir/Shutterstock.com (11077)

ふだん、何気なく食べている機内食。これを食べるだけで社会貢献になることがあるんです!
via Surkov Vladimir/Shutterstock.com
このカロリーオフセットプログラムに賛同し、機内食として初めて導入したのが Peach Aviation 株式会社(以下、Peach)。Peachを含む LCCでは、フライト代金を低く抑えるため、ほとんどの航空会社で有料の機内食を提供しています。

Peachでは社会貢献活動の一環としてこのプログラムを取り入れ、カロリーオフのヘルシーな機内食が購入されるたびに20円が寄付される仕組みになっています。Peachの乗客は半数以上が女性ということもあり、まずはヘルシーな機内食そのものに興味と関心を持ってもらい、そこからカロリーオフセットプログラムについても知ってもらいたいと考えています。

500kcal以下で実現! 美味しいラインナップ

従来のメニューではカレーやハンバーグなど、1食分が700kcal前後のものがありましたが、このプログラムではすべて 500kcalを下回る食事が提供されます。2014年12月の冬メニューでは「トラウトサーモンのバジルクリームソース(463kcal)」、「十六穀米とキーマカレー ラタトゥイユ添え(412kcal)」、「ヘルシーそばサラダのよりどり弁当(373kcal)」の3種類が登場しました。

これに続いて 2015年3月に始まった春メニューでは「春キャベツのハーブクリームソース リングイネパスタ(397kcal)」、ユズやシソそば、タケノコの天ぷらなどを詰めた「春のお花見弁当(412kcal)」が加わっています。

これらカロリーオフセットプログラムの対象メニューは特に海外路線で好評を得ており、Peachではこれからも続けていく予定だそうです。
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ヘルシーそばサラダのよりどり弁当
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十六穀米とキーマカレー ラタトゥイユ添え
世界で起きている食糧問題などは、なかなか身近なものとしてとらえにくいものです。こういったプロジェクトを通じて私たち一人ひとりが社会貢献に参加すれば、問題解決への大きな一歩となりそうですね。カロリーオフセットプログラムの商品、街で見かけたら購入してみませんか?
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marisol marisol