2015年12月3日 更新

もうゴミとは呼ばせない!家庭ごみの削減につながるちょっと変わった食品パッケージ

以前から社会問題となっているごみ問題。 増え続けるごみの量とは裏腹に、プラスチックごみ等の埋め立て地の面積はどんどん不足しており、できるだけ減らせば良い、という考え以外にもごみを減らす為の根本的な解決策が必要とされているのが現状です。増え続けるごみ問題に私たちはどのように付き合っていけばいいのでしょうか?

燃料・自然は有限だが燃やせないゴミは増え続ける  

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生ごみや紙類は燃やして灰に変えることが可能です。プラスチック類は燃やした時に有毒ガスが出て危険な為、燃やすことはできません。
ペットボトルは溶かして再生プラスチックに変身させることも可能になりましたが、発泡スチロールのように分解できず、埋めることで土の下にしか行き場がないごみも多数あります。

また、リサイクルには燃料が必要だったり工場を動かしたりする為にお金も多大にかかってきます。プラスチックは機械で圧力をかけるなどして大きさを少し縮めることはできますが、存在が消えてなくなることはない素材です。現代生活においてパッケージングは切り離せません。プラスチックに変わる素材が求められているのです。

分解できないパッケージを分解可能なパッケージにする

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カナダやスウェーデン、日本でも既に再生可能なパッケージが開発されています。
・寒天
・セルロースナノファイバー
・ハチの巣から蜂蜜を取った後の残りである蜜蝋
などを使い、食品のパッケージに変化させています。これらの素材で作られたパッケージは、中に入れているものを使い終えたあとにも、室温によってあとかたもなく消えていくことができます。

プラスチックのゴミの日にパンパンに詰まったゴミ袋を確実に減らす画期的な技術です。
セルロースナノファイバーのパッケージは植物繊維を利用して作られていますので、リサイクル可能です。さらにプラスチックよりも強度が強いと言われています。包装以外にも、有機ELディスプレイや増粘剤にも形を変えることができ、プラスチックの代わりとなる優秀な素材です。

キノコ・カビ等の菌類で作れる新素材も開発中 

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もみ殻や綿くずなどのゴミを滅菌し菌糸と栄養分も一緒にコンテナの中に入れておくと、菌糸が栄養を摂取しながら成長し、滅菌したゴミと結びつき、新たな素材が生まれるそうです。こうして作られた新素材は寒天、蜜蝋のように食べても毒や味はなく、土にかえることも可能です。
発泡スチロールのように作る際に石油を必要としないので石油資源の枯渇にも心配がありません。ゴミと菌糸をただコンテナに入れておくだけで他に必要な手順がない為、コストもあまりかかりません。

作る前も・作った後も困らない新素材パッケージ  

自然にかえる成分でできており、製造コストも抑えることができる新素材。今後は活躍の場が広がり家庭で目にする機会も増えていくことでしょう。
このような新素材を食品パッケージにも使っていくことで、財政を圧迫しているゴミ問題の解決の糸口になるかもしれませんね。

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部