2016年3月18日 更新

真っ白な奥に秘めた有り余る栄養価!冬の野菜・カリフラワーの魅力とは?

見た目はブロッコリー。だけど、実はキャベツの仲間って知っていましたか? 白くてモコモコした部分を花蕾(からい)といい、その栄養価の高さは折り紙付き。美肌や疲労回復だけでなく、ガン予防にも効果を発揮するとされています。身体が弱りがちな、寒い冬にこそ食べたい野菜! 今回は、今が旬のカリフラワーの魅力に迫ってみましょう。

突然変異した、奇妙な野菜?

Magdanatka/Shutterstock.com (18012)

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カリフラワーの生まれは、地中海東部の沿岸地域。
野生のキャベツを品種改良したアブラナ科の野菜です。一説によれば、ブロッコリーの突然変異から生まれたとも言われていますが、その時期は定かではありません。カリフラワーがヨーロッパで普及し始めたのは16〜19世紀頃。日本には明治時代初頭に導入されましたが、市場に出回るようになったのは食文化が変化した戦後。独特な容姿から新しい品種と思われがちですが、実は何十年も前から人々に親しまれている野菜なのです。

カリフラワーにはいくつか種類があります。

Valerio Pardi/Shutterstock.com (18015)

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バイオレットクイーン(左)
花蕾の部分が紫色の品種。
アントシアニンと呼ばれる栄養素の含有量が豊富。ブルーベリーの主成分と同じで、眼精疲労回復、視力改善作用の効果が期待できます。

オレンジブーケ(右)
花蕾の部分がオレンジ色の有色種。
カロテンと呼ばれる強力な抗酸化力を持つ栄養素を多く含みます。体内に入ると、ビタミンAに変換。人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保つ作用があります。ちなみに、茹でるともっと濃いオレンジ色になるので、食卓に彩りをプラスする際にも活用できるでしょう。

ロマネスコ(中央)
イタリアの伝統品種で、世界一美しい野菜と称えられています。
蕾の集合体であることは通常のカリフラワーと変わりませんが、その一つひとつがピラミッド型になっているのが特徴。全体のシルエットも円錐型で、正しく芸術品と呼ぶに相応しい美しさです。ゴツゴツとした硬い見た目ですが、茹でるとホクホク・コリコリとした歯ごたえある食感に。ほのかな甘みもあるので、パスタの具にするのがオススメです。日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは冬の味覚のひとつとして親しまれています。

カリフラワーと一緒に、寒い冬を乗り切ろう!

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カリフラワーの旬は、11〜3月の寒い時期。
ほとんどがアメリカからの輸入物ですが、日本では徳島県、茨城県、愛知県で主に生産されています。蕾のきめが細かく、固くしまっていて、シミのない真っ白なものを選びましょう。先述した通り、カリフラワーはキャベツの仲間。含まれる栄養素もよく似ていますが、その含有量は比べものになりません。

1.ビタミンC
含有量は、なんとキャベツの2倍。風邪予防、ストレス軽減、コラーゲンの合成促進による美肌効果が期待できます。

2.カリウム
血圧の上昇を抑制し、高血圧や脳梗塞、動脈硬化の予防に効果あり。キャベツを大きく上回る含有量です。生活習慣病対策として、毎日の食卓に取り入れましょう。

3.アリルイソチオシアネート
カリフラワーの目玉というべき栄養素。免疫力を高め、発ガン性物質を抑える働きがある含硫加工物です。豊富なビタミンCと合わさることで、さらにガン予防の効果が高まります。

ちなみに、栄養素の含有量は花蕾よりも茎のほうが豊富。
調理方法に迷って、ついつい捨ててしまいがちですが、非常にもったいない! ブロッコリーの茎と同じく、薄く皮を剥いて短冊切りに。オリーブ油で炒めたら、ビタミンCなどの栄養素をより効率的に摂取できるのでオススメですよ。

カリフラワーに、小麦粉とレモン汁は必須。

最後に、カリフラワーを美味しく茹でる方法を記しておきます。
まず、お湯に水で溶いた小麦粉を加えましょう。沸点が上がることで短時間で茹で上がり、旨味が逃げ出さないようコーティングしてくれるので、ふっくらと仕上がります。また、レモン汁(お酢も可)を少々入れておけば、鮮やかな白色に茹で上がりますよ。サラダ、スープ、オーブン焼き、ピクルスなど、様々な料理にアレンジして、カリフラワーの旨味と栄養素を美味しく頂いちゃいましょう!

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部