2016年1月15日 更新

飽食の時代が生む弊害!未来の子どもたちを守る素食のススメ

「もったいない」という日本語に深く感銘したあるノーベル平和賞受賞者は、世界中の環境標語として「MOTTAINAI」を提言したことは有名な話です。ところが当の日本では飽食問題に直面しており、残念ながら日本人の心にその感覚が自然となくなっているのかもしれません。

日本が飽食時代を迎えたワケ

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輸入自由化に伴って安価の外国産食料が出回ったことなどにより、「料理や食べ物が食べられずにたくさん捨てられる時代」、つまり日本は飽食時代を迎えています。単純に消費に対して「料理の作りすぎ」「食べ残し」となっているようです。

また児童の肥満率増加も警告レベルとなっており、その原因は「朝食を食べない」「コンビニ弁当で済ます」「好きなものだけを食べる」「テレビを見ながら」など、食生活の乱れが問題視されています。これは、子供が1人で食事をする機会が増えたことが原因のひとつとされています。 

「素食」の7つのポイントを知ろう

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そこで今、多くの栄養士や料理評論家から改めて注目されている、7つの食育ポイントがあります。それらは「素食」と呼ばれており、突き詰めると日本人の昔ながらの食生活につながることが分かっています。

素食のポイント
1・身土不二
2・一物全体
3・食事のバランス
4・日本伝統的な乾物、醗酵食品
5・化学物質をなるべく避ける
6・よく噛んで、腹8分までにしよう
7・楽しく食べよう、作ろう

「身土不二」とは、あなたが暮らしている土地の旬のものを食べましょうという、素食ポイントです。中国の長い歴史を象徴する漢方の考え方に「身と土は1つ」、つまり自分が長く暮らしている土地で生育された食べ物を食することが、体に一番よいという考え方を表しているのです。

「一物全体」は、1つの食べ物をできるだけ無駄なく食べましょう、という素食です。例えば人参は皮と身の間に栄養分が豊富にあるので、皮をあまり削ぎ落とさないほうが良いと言われています。また、大根においては葉っぱも皮も全部食べて野菜の命を大切に頂く、食の大切さを教えています。

まずは、「日本の旬」を無駄なく食べるべし

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日本には、四季折々の旬の食べ物があります。春には体調を整えてくれる食物、夏は水分を多く摂取できる食物、秋は精がつく食物、そして冬は体温を上げる食物があります。先ほどの「身土不二」の教えの通り、地の旬のものが与えてくれる栄養によって、私たちの体を健やかでいられるのです。

「食事のバランス」については、野菜や海草をたっぷり食べ、穀類を中心として動物性たんぱく質や脂肪分は控えめにしましょう、という素食です。また、「日本伝統的な乾物、醗酵食品」については、カルシウムや食物繊維が豊富に含まれた乾物類、そして乳酸菌が多く含まれている納豆、醤油、お酢などを食べましょう。 

伝統的な粗食を用いた食育

最近では、従来の薬膳、ベジタリアンに加えて、体内の不要物を毒と例えた解毒方「デトックス」や食養生「マクロビオテックス」など、多種多様な健康食事法が流行しています。しかし、それらの根本にあるものは「素食」なのです。

肥満問題や飽食時代を解決するため、伝統的な要素も盛り込みながらも今の時代に合った「新しい素食」を提言、実行していくことが重要なのかもしれません。それがきっと、未来の子供たちの食育を守ることにつながることでしょう。 

         
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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部