2017年3月8日 更新

一緒にしないで!南インドカレーと北インドカレーの違いと美味しさの秘密

日本のカレーとは全く違うインドカレー。実は南と北では全然違うってご存知でしたか?南北に長い国土のインドは日本同様、気候にも大きな差があります。日本人があまり知らない南インドカレーと北インドカレーの違いについて解説します。

南インドカレーはシャバシャバタイプ

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水が豊富なので稲作ができる南インドの主食はお米です。南インドカレーの特徴はシャバシャバのスープ状のカレーにお米を合わせたもの。カレーにはココナッツミルクやタマリンド、スパイスはマスタードシードやレッドペッパー、カレーリーフを使います。辛みだけでなく酸味があるのも特徴の一つです。

菜食主義なので、豆や野菜を中心にした具材ですが、海鮮類を使うこともあります。また、ティファンという軽食があるのも南インドならではの食文化。カレーと一緒にラッサムというスープをかけて、ご飯と一緒に食べることもあります。

北インドカレーはドロッとタイプ

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乾燥した地域なので小麦がよく育つ北インドでは、小麦粉をこねて焼いた薄いチャパティやパラタが主食です。薄いチャパティを織り込んで作ったものがパラタになります。カレーは牛乳や生クリーム、バター、カシューナッツなどの食材を中心に、クミンやカルダモン、ターメリック、ガラムマサラなどのスパイスを使います。ドロッとしているタイプのカレーで、日本でインドカレーと聞いて多くの人が思い浮かべるのが北インドカレーでしょう。

具材はチキンやマトンなどの肉類がメインです。インドは暑いだけと思っている人もいると思いますが、冬、季節によって朝晩に寒くなることがあります。動物性の食材を使って脂肪をつけ、身体を温める為のスパイスを使っているのも納得ですね。

ナンは贅沢品!?日本人が知らない食文化

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チャパティやパラタ、クルチャなど、日頃から家で作るパンは限られています。ナンも小麦粉から作られていますが、精製した小麦粉から作るナンは一般家庭では贅沢品。日本ではポピュラーなナンすが、ナンを焼くためのタンドール釜を持っている家庭も少ないので、本場インドではチャパティやクルチャの方がポピュラーなんです。

南インドカレーと北インドカレーでは、使っている物が違うのはもちろん、作り方も違います。インド北部はパキスタンと近く、インド南部はタイと近いので、東西で隣接した国同士の方が食文化が似ているのも面白い特徴ですね。
気候の違いが生んだ南北でも食文化の違いは日本にも通ずるところがありますよね。南インドカレーと北インドカレーの違い、知ればなるほど納得!使われているスパイスによる効能の違いも面白いので、気になる人は深掘りしてみては?


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