2017年1月16日 更新

「しらうお」と「しろうお」の違いって知ってる?知っておくと鼻が高い大人の豆知識

漢字で書くと「白魚」ですが、「しらうお」と「しろうお」読み方はどっちだと思いますか?実はこの二つには明確な違いがあるんです。お寿司屋さんや料理屋さんに行ったとき、知っていると思わず「おおっ!」と思われる大人の豆知識をご紹介します。

漢字では「白魚」と「素魚」だった!

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一般的に「しらうお」と呼ばれるほうの漢字は「白魚」と書きますが、「しろうお」は「素魚」と書きます。福岡での「白魚の踊り食い」は、あまりにも有名ですよね。でも、正確に言うと、あれは「しろうお(素魚)」なんです。全体が白く半透明で、ふくよかで少し大き目なのが「しらうお(白魚)」です。キュウリウオ目(旧サケ目)シラウオ科の小魚で、青森を中心に、北海道、秋田、茨城など、東日本を中心に漁獲されています。

対して、「しろうお(素魚)」は透き通った身体で、茶色っぽい骨を目で確認することができます。スズキ目ハゼ科の魚で、北海道南部から九州南部まで幅広く生息、漁獲されています。どちらも一般的に食べられているしらうお(および、しろうお)は成長後の大きさであり、稚魚ではありません。名前だけでなく、見た目から、食べ方、料理方法も似ているので、どちらも間違えられやすい魚なんです。

日本では高級食材の「しらうお」の食べ方は?

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しらうお(白魚)は、水揚げして空気に触れるとほとんどが死んでしまうという繊細な魚です。そのため、しろうお(素魚)のように活魚としてはあまり食べる機会はありません。一般的に、しらうおの活魚を食べられる機会は少ないため、日本食としては高級魚の一つとして挙げられます。市場に並ぶしらうおは、卵とじやお吸い物にしたり、天ぷらや炊き込みご飯にして食べることが多いですが、長期保存ができる煮干しや佃煮として食べられることもあります。

江戸前寿司では、コハダやアナゴと並ぶ「最古参のネタ」として昔から親しまれている魚でもあります。わさび醤油や生姜醤油だけでなく、酢味噌と合えても美味しいですね。

しらうおの旬と、ちょっと知りたい豆知識

DoublePHOTO studio/Shutterstock (32037)

しらうお(白魚)の旬は2~4月の春です。島根県にある宍道湖では11月に解禁されていますが、3月にピークを迎えます。「しらうおは海で水揚げされるんじゃないの?」と思われている人も多いと思います。実は、これまでは鮭のように、海で成長し、産卵のために淡水と海水が入り混じる「汽水域」に集まって産卵すると考えられていました。

しかし、2016年には、汽水域で一生を過ごしているという説が浮かび上がってきているのです。まだまだその生態に謎が多く、今なお研究が進められていますが、食材としては昔から親しまれています。しろうおの別名として「トノサマウオ」と呼ばれることもあります。これは野良仕事をしない殿様の綺麗な手指になぞらえて、しらうおを「トノサマウオ」と呼ぶようになったという説があります。そこから、細くて白く、美しい指を「シラウオのような指」と形容するようになったのかもしれませんね。
福岡では、「しろうお(素魚)の踊り食い」が有名ですが、青森でもイベントで「しらうお(白魚)の踊り食い」で町おこしをした例があります。しろうおに比べると少し大きめなので、呑みこむのが大変そうですが、ちょっと気になりますね!



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