2016年6月5日 更新

 本当に必要?乳幼児にサプリメントをあげる危険性!

乳幼児の食事ってとても気を使いますよね。栄養バランスや好み、アレルギーなどよく考えなければなりません。昨今、乳幼児にサプリメントを与える母親がいることがニュースになりました。さて、乳幼児にサプリメント必要なのでしょうか。

幼少期の食育は生涯影響する?

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「産屋の風邪は一生つく」ということわざがあります。赤ん坊のときに風邪をひかせると、一生風邪をひきやすくなることから、幼少時についた癖はなかなか治らないものであることを言います。
乳幼児は食べるものによって免疫系を形成し、消化器官を発達させます。つまり成長していくための基盤がこの頃の食事により形成されるのです。そして、それは将来の身体にも強い影響をおよぼします。

また生理的な面だけでなく、この時期の食事は幼児の食習慣を形成します。咀嚼(=かむ)を習慣づけることで、消化を助け、脳を活性化させます。また、食べ物からの刺激を感じ味覚を発達させ、食事を楽しみ精神を安定させます。それら食事にまつわる基礎的な習慣はこの頃に身に着けるのです。

約12人に1人の乳幼児がサプリメントを利用している?

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2013年、1~6歳の子供をもつ20~40代の女性を対象にした厚生労働省研究班の調査では、約8%の母親が乳幼児にサプリメントを与えたことがあることがわかりました。その中でも、製品の名前や含まれている成分を答えられない母親が3割に上ることも明らかになりました。
一言でサプリメントといっても、成分や対象年齢において様々なサプリメントが存在するため、消化器官が未発達である子供に適したサプリメントであるか確認することは必ず必要です。

また、サプリメントの目安量は成人を基準に設定している商品が多いため、利用目安量も注意しなければなりません。
ではなぜ、およそ12人に1人もの母親が乳幼児へサプリメントを与えているのでしょう。

乳幼児にとっての食事本来の役割をおろそかにする危険性

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厚生労働省の調査によると「食事だけでは栄養不足な気がした」をトップに、「なんとなく健康によさそう」といった理由で乳幼児へサプリメントを与えていたことがわかっています。
少なくない数の母親が乳幼児へ何をどれだけ与えたらいいのか正確に把握していないことが伺えます。まず、乳幼児は「小さい成人」ではないため、我々成人と同じ感覚で食事を摂らせてはいけないことを深く認識する必要があるようです。

成人の多くは消化器官や免疫が十分に発達し、サプリメントなどの商品の多くはその成人向けに作られたものです。単純に同じものを体重と比例させた量で与えていいものではありません。そもそも十分に消化したり、強い刺激から身体を守ったりする機能が十分に発達していないのです。
なので、例え乳幼児の栄養バランスに不安を感じても、我々成人と同じように解決しようとしてはいけません。医師や専門家のアドバイスをもとに、適した食事を与えることが大切です。

そして、さらに気を付けねばならないことがあります。前述のとおり、食事には栄養を摂取する意味以外に、咀嚼によって脳を活性化させたり、味覚への刺激によって精神を安定させたりする意味をもちます。サプリメントなどの摂取はこうした食事のもつ栄養摂取以外の大切な役割を損ねているのです。

楽しい食事を想像してみましょう。

誰だって、わが身のように大切な子供の身体を心配するものです。しかし、乳幼児は我々成人とはっきり異なることを理解し、適した食事を与えることを意識しましょう。そして、幼い子供は親を見様見真似て育ちます。つまり親が楽しそうに食事の時間を過ごすと、子供も食事を楽しく感じます。一度肩の力を抜いて、楽しい食事の場づくりをされてみてはいかがでしょうか。

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ビデリシャス編集部 ビデリシャス編集部