2016年12月8日 更新

山形県には3つも「そば街道」があった!!グルメ旅なら山形そばツーリズムはいかが?

蕎麦といえば江戸、東京のイメージですが、実は山形も、いわば「蕎麦王国」の一つなんです。山形県内には3つの「そば街道」が存在し、なかには江戸時代から続く名店もあるほどなんです!知ったらきっと食べたくなる「山形そば」についてご紹介します。

「山形そば」と「江戸そば」の違いとは

Sansai Soba Stock Photo 347403005 : Shutterstock (30529)

山形では昔から自分たちで蕎麦を打つ習慣があり、いわば「伝統食」として一般的でした。しかし、太平洋戦争後は材料不足などが原因で、自分たちで蕎麦を打つ習慣もなくなり、そば屋自体も減少しました。それでも残ったお蕎麦屋さんの名店が技量を磨いて、今では山形県産オリジナル品種の蕎麦「でわかおり」が誕生するほどになりました。そんな山形そばの特徴は、蕎麦の実を殻ごと挽いた二八の「田舎そば」です。蕎麦の実を殻ごと挽くので色は黒っぽく、江戸そばに比べて太切りなのも山形そばの特徴の一つです。そのため、江戸そばのように「そばつゆに少しだけ麺を漬けて啜って飲む」のではなく、ちゃんと噛むことで蕎麦の味を引き出して食べるのが美味しい食べ方。それに合わせて、めんつゆの味も薄めなので蕎麦を全部漬けて食べるのが正しい食べ方なんです。

最大の特徴はみんなでシェアする「板そば」

Thai Farmer Collecting Seedlings Of Rice To Planting Stock Photo 474928651 : Shutterstock (30530)

普通、お蕎麦というとちゃんと水気を切って食べることができる「ざる」に乗せて食べるのが普通ですよね。でも、山形そばの多くは「板そば」といわれるもの。昔は農業において田植えや収穫などで地域の人が協力して共同作業を行うのが一般的だったため、その度に各家庭ごとで「振る舞い蕎麦」が出されていたそうです。板そばは複数名で1枚の板に乗ったお蕎麦を食べます。効率の良さもありますが、一緒に食べた人との仕事の縁を水に喩え、「水(縁)がざるから零れ落ちないように」そして「早く板につくように(順調にいきますように)」、そして「細く長く“そば”に居られますように」という願掛け、縁担ぎだったともいわれています。そのため、板そばは縁起ものの「〆の食べ物」とされているんです。

県内に3つもある「そば街道」を巡ろう!

Buckwheat Ricks In Field, Japan Stock Photo 182416157 : Shutterstock (30531)

山形県内にいくつかの「そば街道」があります。なかでも有名なのが最上川に沿ったルート「最上川三難所そば街道」、俳人である松尾芭蕉が食べた蕎麦が食べられる「おくのほそ道尾花沢そば街道」、玄そばの産地「大石田そば街道」の、3つのそば街道。この3街道は、山形セレクションにも認定されました。なかには蕎麦打ち体験ができるお店や、今でも昔ながらの板そばに5人前や12人前のお蕎麦を乗せて出してくれる老舗そば屋さんもあります。玄そばの産地である大石田の蕎麦は、そば粉100%の田舎そばを出してくれるお店も多く、街道ごとの特徴を楽しむことができます。食べ歩きするなら、3街道巡ってみるのもいいかもしれませんね。
お蕎麦というと、江戸前や信州などが思い浮かびますが、山形も蕎麦大国だったとは知らない人も多いと思います。山形に行ったら、ご家族で一枚の板そばを楽しんでみてはいかがでしょうか。お蕎麦好きなら一枚の板そばを一人占めできる贅沢な一品です!
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