2016年12月23日 更新

牡蠣の生い立ちを知れば怖くない!美味しい牡蠣を食べるために知っておくべきこと

牡蠣はあたると怖い…でも食べたい!そんな葛藤と戦いながら冬の味覚を楽しんでいる人も多いと思います。牡蠣はどうしてあたるものとあたらないものがあるんでしょうか?牡蠣の生い立ちを知ると、その理由が見えてきます。

BBQ気分が楽しい「牡蠣小屋」ブーム到来中!

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数年前までは、牡蠣というと高級食材で、フレンチレストランや高級イタリアンなどに行かないとなかなか食べることが難しかった印象はありませんか?今のようにカジュアルに牡蠣を食べられるようになった一つの要因として、オイスターバーの出店や食べ放題、ここ数年の「牡蠣小屋」ブームも一役買っているようです。BBQのように、炭の上に網を乗せて貝殻ごと乗せて食べるスタイルは今やすっかりお馴染みになりましたよね。

この牡蠣ブームの背景には、「福島の復興支援」という意味合いも持っています。もともと、北三陸は牡蠣漁が盛んに行われていたのです。美味しい牡蠣を食べることで復興支援ができるなら、こんなに素晴らしいことはありませんね。

食べる前に知っておくべき「牡蠣の生態」

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牡蠣を生で食べるとお腹を壊して「あたる」人も時々いると思います。同じテーブルにいて同じものを食べていたはずなのに、自分は平気だったという経験も。そういった場合に考えられるケースは、食べているとき、手に何らかのウイルスが付着していた可能性です。牡蠣を食べる時は素手で食べることが多いと思いますが、きちんと手を拭いたり、消毒していないと口からウイルスが入ってしまうということが原因の一つ。

他にも、「海」と「流通過程」の問題も考えられます。牡蠣は、海のプランクトンを食べて成長しますが、中には人体に影響があるウイルスを体内に取り込んでいる可能性があるのです。生活排水が流れ込んでいる海域で育った牡蠣であっても市場に出回っているのが現状です。法的な制約や取り締まりがない海域もあるので、きちんとした生産者や提供元、産地がハッキリしていない牡蠣は気を付けたほうがいかもしれません。

妊婦が食べてはいけない本当の理由

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牡蠣は海を浄化する働きがあるので、汚れた海を綺麗にする目的で牡蠣を育てていることもあります。そういった牡蠣は加熱しても食べていい物ではありません。もちろん、市場で浄化作業や検査を通過したものは安心して食べることができます。逆に言うと、食べて美味しい牡蠣の産地は海がきれいな証拠。昔から、滋養食として親しまれてきた牡蠣は万葉集にもその記述があります。そのため、妊婦さんにとっても身体のいい食材の一つでもあるんです。

でも、産婦人科に行って「牡蠣は食べないでくださいね」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。綺麗な海域で育った牡蠣だったら大丈夫かもしれませんが、それこそ産地不明の牡蠣は何が含まれているか分かりません。健康な大人には耐えられるようなウイルスでも、妊婦さんの敏感になった体には合わない場合があります。病院では、「万が一」を考えて危険を通達しているというわけだったんです。
海が汚れていると、牡蠣も臭みがあったり、食べても嫌な風味になってしまうそうです。美味しい牡蠣を食べるためだけではありませんが、安心して海の幸を食べるには「海を綺麗にする」ということが人間の課題でもあるのかもしれませんね。


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