言われてみればたくさんある!世界の漬け物
ハンバーガーやタルタルソースに欠かせないあの名脇役、ピクルスは欧米を代表する漬け物のひとつです。今、「言われてみれば!」と頭に衝撃が走った人も少なくないのではないでしょうか。そう、私たちの食生活の中では、海外からやってきた漬け物が意外とたくさん活躍しています。
たとえば、キムチは韓国を代表する漬け物ですよね。イタリアンでお馴染みのアンチョビも、中華料理でよくお目にかかるザーサイも、ドイツ生まれのザワークラウトも、すべて立派な漬け物です。そして我らが日本の漬け物も全部含めて、共通しているのはそのほとんどが「塩漬け」になっているということ。冷蔵庫がまだ発明されていなかった時代には、食品を塩漬けにして加工することで、少しでも長く保存しようとしていたのです。漬け物は、全世界共通の生活の知恵だったわけですね。
たとえば、キムチは韓国を代表する漬け物ですよね。イタリアンでお馴染みのアンチョビも、中華料理でよくお目にかかるザーサイも、ドイツ生まれのザワークラウトも、すべて立派な漬け物です。そして我らが日本の漬け物も全部含めて、共通しているのはそのほとんどが「塩漬け」になっているということ。冷蔵庫がまだ発明されていなかった時代には、食品を塩漬けにして加工することで、少しでも長く保存しようとしていたのです。漬け物は、全世界共通の生活の知恵だったわけですね。
日本と欧米の漬け物、その決定的な違いは?
日本の漬け物は、欧米のものと比べると漬け方のバリエーションがとても豊か。先ほどご紹介した「塩漬け」だけでなく、「ぬか漬け」「しょうゆ漬け」「からし漬け」「味噌漬け」などありとあらゆるもので食品を漬けてきた歴史があります。しかし、これはまだ欧米の漬け物との決定的な違いとまでは言えません。
日本と欧米の漬け物の違いで一番特徴的なのは、欧米の漬け物は日本の漬け物に比べてだいぶ「酸っぱい」ということです。例えば、日本を代表する漬け物である沢庵は、それをおかずに白米を食べる人も多いですが、ピクルスをおかずに白米を頬張る!という人にはなかなかお目にかかることができないでしょう。ピクルスには、欧米の伝統的な肉料理など脂っこい食事と合わせるために、サッパリとした酸味が加えられているのです。
日本と欧米の漬け物の違いで一番特徴的なのは、欧米の漬け物は日本の漬け物に比べてだいぶ「酸っぱい」ということです。例えば、日本を代表する漬け物である沢庵は、それをおかずに白米を食べる人も多いですが、ピクルスをおかずに白米を頬張る!という人にはなかなかお目にかかることができないでしょう。ピクルスには、欧米の伝統的な肉料理など脂っこい食事と合わせるために、サッパリとした酸味が加えられているのです。
漬け物でその国の食文化が分かる!
基本的に、日本の漬け物は白米に合わせるために、欧米の漬け物はパンや脂っこい料理と合わせるために作られています。欧米の漬け物には、ハーブや様々な種類の香辛料がよく使われることも、日本の漬け物との大きな違いです。つまり、漬け物を見ればそれだけでその国の食文化を大体想像することができるというわけです。これはなかなか面白い発見ですよね。
また、世界にはなかなか強烈な個性を放つ漬け物も数多く存在しています。中でも最近テレビのバラエティ番組でちらほら取り上げられている「シュールストレミング」は、その得もいわれぬ強烈な臭いが話題を呼んでいます。この漬け物発祥の地スウェーデンでは、ニシンを長期間保存するには塩漬けにするしか選択肢がありませんでした。そのため、発酵は進んでしまう(つまり臭いが強烈になる)けれど、貴重な食料を保存するべく、このシュールストレミングは生まれたのです。
また、世界にはなかなか強烈な個性を放つ漬け物も数多く存在しています。中でも最近テレビのバラエティ番組でちらほら取り上げられている「シュールストレミング」は、その得もいわれぬ強烈な臭いが話題を呼んでいます。この漬け物発祥の地スウェーデンでは、ニシンを長期間保存するには塩漬けにするしか選択肢がありませんでした。そのため、発酵は進んでしまう(つまり臭いが強烈になる)けれど、貴重な食料を保存するべく、このシュールストレミングは生まれたのです。
漬け物から世界を知るのも面白い
それぞれの国の漬け物には、それが始まった由来や合わせる食事の違いなど、興味深いストーリーが多くあります。漬け物を調べることからその国がどんな国なのか知っていくのも、面白いかもしれません。
thumbnail pictures by kazoka/Shutterstock.com
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